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海外へ行きたくない夫との消極的ハワイ見聞録 ⑩ミニバン小旅行  カメハメハ街道

天と地を分けて延々日永かな   ひらり

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てんとちをわけてえんえんひながかな


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写真俳句ブログ<日永>より続いています
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海外へ行きたくない夫との消極的ハワイ見聞録

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⑩ミニバン小旅行  カメハメハ街道
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「では、パリ・ハイウェイを戻り、高速道路H1からパール・シティーでH2へと乗り換え、カメハメハハイウェイを北上してオアフ島の北、ノース・ショアまで一気に行きましょう。」

ウルポ・ヘイアウの横を通っているパリ・ハイウェイに再度入り走り出したミニバンは、これから、オアフ島の東側を南北に突っ走っているコオラル山脈を西に抜け、島のほぼど真ん中を北上しようとしている。

「このコオラル山脈は山頂から東側と西側ではずいぶん表情が違うのですよ。よぉく見ておいてくださいね。東側はご覧の通りほぼ垂直に山が切り立っていますね。」

確かに、緑濃く変化に飛んだ山肌は雄々しく厳しい。
雨が降ろうものなら、緑の山襞にたくさんの白い滝ができて、それは壮観な景色になるらしい。

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「雨が、即、滝になるの?!」
驚く私に、今日はいい天気なので見せてあげられなくてザンネンだとTETSUさんは笑った。

「それに、その昔、罪人たちは今で言う死刑執行でこの山から突き落とされたらしいですよ。」
『ヌアヌ・パリでもあった話しだ。この国の人たちは突き落とすのが好きなのか?』
「へぇ~・・・でも、この山だと連れて行くのも大変ね、ゼッタイ登れそうもないもの。私はカンベンだわ!」

「そこですよ!もう少し行くと合図をするから左側をみてくださいね。あ、見えてきました!」
車はすこしゆっくりと走ってくれた。」

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「わッ!何? 階段?」

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「そう、天国のへの階段と言いますよ。この間までは上れたのですが、今は閉鎖されたハズです。私は登ったことはありませんよ。」
トレッキングのコースとして年に何度か登れるチャンスがある(あった?)らしい。

そうこうしている間にトンネルをくぐり抜けると
「これで、山の西側に戻ってきました。東側は非常に雨が降りやすい不安定な天気が多いのですが、こっち側はあまり降らなくて・・・緑の色が違うでしょう!」
「な~るほど!」


車は高速道路を抜けてカメハメハ街道へ出た。

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「この両側はみんなパイナップル畑なんですよ。パイナップルは葉をつけた上部を切り落として土の上に並べるだけで新しい芽が出てまたパイナップルができるんです。根っこやら種やらで増やすのではないのです。」
「すごい!広大な畑ですね!」

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「その昔は、サトウキビ畑が延々と続いていたのですよ。日本からの移住者が働いてもいたのです。でも、そのサトウキビプランテーションが衰退してパイナップルに変わったのですが、植える手軽さも手伝って、サトウキビ畑と打って変わった要因のひとつでもあったのですね。それも、今ではずいぶん縮小されました。私の知っている限りでもずいぶん少なくなりました。こっちはコーヒー畑なんですよ。」

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「あ、コナコーヒー?」
「いえ、コナコーヒーはハワイ島のコナで作っています。コナでも作れたらオアフでも作れるんじゃないかという発想ですね。これが、またいい具合に美味しいコーヒーができるんですって!」
「へぇ~・・そういえば、コーヒー畑も多いですね。カメハメハコーヒー?(笑)」
「WAIALUA(ワイアルア)コーヒーですね、飲みましたか?」
「いえ、まだです。ホテルにはコナコーヒーが置いてありましたから。」

「あちこち、パイナップル畑をコーヒー畑に変えていますね。カカオ畑も増えているそうです。」
「チョコレートですね、マカダミアナッツもあるのですか?」
「ハワイ島やカウアイ島ですね。マウイにも大きな農場がありますよ。」



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「土が赤いな。」
珍しく夫が声をだした。
「あ、そうそう、ハワイの畑の土はみんな赤いんです。水はけがいいのですよ。」

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「日本人の移民者たちはどうしていたのでしょうね?」
「江戸時代から明治に代わるころに初めての移民があったのですね。私のじいさんたちがその頃になりますね。時代の変化とともに、日本人は日本に帰った人もずいぶんいます。山口県からの移民が多かったのですね。私の両親も山口へ帰ったので私は山口で生まれました。」
「なるほど、だから山口県生まれのハワイ三世と仰ったのですね。」
「ええ、日本であちこち転々として、やっぱりハワイに戻ってきました。」

「さっきのウルポ・ヘイアウでは沖縄の移民者が住んでいたと仰ってましたね。」
「そうです。100年以上も前の話です。」

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ヘイアウの裏に大きなガジュマロがあり、それを植えたのが沖縄からの移住者だと聞いていた。

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そのガジュマロのそばには、彼らが豚を飼っていたという水源を利用した石の養豚場もあった。

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私は大きくなったガジュマロのウロまで近づき、ガジュマロの肌を手で撫でながら、彼らの苦労を労っていた。

「アメリカ本土だと、日本人街だとか中国人街などと区別した地域がありますよね。ハワイにはないのですか?」
「ありますよ中国人街が。日本人街も隣にあったのですが、大火事があって日本人はそのまま分散し、中国人たちは戻ってきてまた住み始めたんです。」
「じゃぁ、日本人たちはどこへ?」
「どうしたのでしょうかね、ハワイアンや白人たちと結婚したりで日本語の話せない日本人はあちこちにほんとにたくさんいますよ。」

「この下、見えますか?この水路も日系移民が作った水路です。日本人は働き者ですからね、ハワイへの貢献度は大きいのです。」
「そうですか・・・」

ハワイ移民の話をTVで見たことがあったが、移民の呼びかけのように華やかな生活ではなく苦労の日々だったというような記憶が残っていた。もともと移民を求める地は開拓をさせたいのだから、南米でも、いや、日本の北海道だって、大変だったという話を私たちは知っている。私は、これ以上の突っ込んだ話を三世のTETSUさんには聞くことができなかった・・・。

「結婚式はコオリナと仰っていましたね。コオリナで注意して見てください。サトウキビ列車の線路がまだありますよ。」
「え?列車が通っているの?」

「いえ、今は走っていませんよ。今の移動手段は車かバスだけですから。でも、サトウキビが全盛のころにはこのあたりからぐるっと西側の海沿いに走っていたそうです。で、サトウキビの後ろに人間も乗って街まででかけたそうです。」
海岸へと大きくカーブした道を目で追いながら、古き時代ののどかなさまが浮かんできた。

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で、結婚式の当日に見かけた線路がこれ! TETSU さんの言っていた線路をバスの中から発見して嬉しかった。


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「今から行くノースショアにもYASHIDAさんやMATSUMOTOさんなど古くからお店を持っている人がたくさんいますから、看板を注意してみてください。面白いですよ。」

「あ、お昼ご飯まだでしたね。ハレイワで何か食べますか?」
「シュリンプが有名ですよね、食べたいなぁ~TETSUさんもご一緒にいかがですか?」

・・・つづく。



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ルプママ

Author:ルプママ
オーダーキッチンの仕事で
日本全国駆け巡ります♪
そんなルプママの出張見聞録!
ぼちぼち楽しんで続けたいと思っています♪

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3LOW CONCEPT KITCHEN
有限会社 Le pur(ルプ)

http://www.lepur.com

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