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滴り

滴りに負けてならじと蝉の声    ひらり

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したたりにまけてならじとせみのこえ


滴り

懸崖や森林の巨岩などから
滴々と落ちる清涼な滴りを見ると、思わず暑さを忘れる。
「滴り」は近代以降の季語で、近世では「滴る山」などといい
みずみずしさの比喩に用いた。
雨だれのことではない。

-合本 俳句歳時記 第三版 角川書店編より-



仁和寺の南庭園。

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広い濡れ縁に座ると石庭の先に小さな池や石などが配され、
その先には小さな滝が留まることなく水が滴る。
雨の所為か水量も多いのではないかと思われ
その水音と蝉の鳴き声がまるで競争をするかのごとく・・・
静寂なはずの日本庭園が
やかましいくらいに思えた。

滴りに負けてならじと蝉の声
したたりにまけてならじとせみのこえ
------------------------------------
京都に唯一残っている小さな路面電車。
京福電気鉄道<嵐電(らんでん)>を乗り継ぎ、乗り継ぎ「御室駅」についた。

私たちは、以前にご紹介した「仁和寺」と、その近くにある日本茶の喫茶店<さのわ>を目指している。

ありがたいことに、あの八坂神社での行く手を阻むほどの雨も、今では降ったり止んだりでどうにか持っている。

小さな御室駅を降りると正面に仁和寺の大きな門が現れる。
世界遺産にも登録されているこの寺は、皇族系統で継がれていたらしく、華美というより荘厳な雰囲気が漂う。

「庭園を見ていないので行きたいのだけれど・・・」と提案すればすぐさま賛成の声が上がった。

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回り廊下や渡り廊下が部屋部屋をつなぎ、静々と歩いていると、今にも十二単のお姫さまが出てきそうな感じ。

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その廊下を進むと南庭園にでた。

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しばし、思い思いに写真に収めたりしていたが
「では、第二関門始めます!」
「またですか?」
なんだか心細そうなひっちさんをできるだけ見ないで、オニのルプママは続けた。
「はい、ここで一句、お願いします♪」

すると、でるわでるわ、早い早い、伊井塩梅さんはつぎからつぎへと読み上げ・・・

雨だれのまばらになりぬ戻り梅雨  塩梅
まっすぐに滝水立つや戻り梅雨  塩梅

いもぼうで「戻り梅雨」と言った塩梅さんにひっちさんと私は声をそろえて
「関西はまだ梅雨が明けていないのですよ!」
「じゃぁ、残り梅雨ですか・・・」
「でも、塩梅さんのところじゃ明けているから戻り梅雨でもいいんでは?」とかなんとか・・・
そんなこんながあってから塩梅さんは<戻り梅雨>にご執心で・・・

雨音のやめば高鳴る蝉の声   塩梅
仁和寺の絶えることなき蝉の声   ひっち
庭園の風涼やかに蝉しぐれ  ひらり

ひらり、もうひとつ・・・
静寂のしじまに水音蝉の声にぎやかなりし庭園の午後

・・・・つづく
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ルプママ

Author:ルプママ
オーダーキッチンの仕事で
日本全国駆け巡ります♪
そんなルプママの出張見聞録!
ぼちぼち楽しんで続けたいと思っています♪

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3LOW CONCEPT KITCHEN
有限会社 Le pur(ルプ)

http://www.lepur.com

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