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浴衣

東より来し人迎え昼浴衣    ひらり

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あずまよりこしひとむかえひるゆかた


浴衣
湯帷子 初浴衣 藍浴衣 古浴衣 貸浴衣 宿浴衣


木綿で作られた単衣。
昔、入浴時に用いた「湯帷子」の略。
浴衣で人前に出るようになったのは明治以降。
藍染や絞り染めなどがよく知られるが、現在では色彩も豊かになり、
夏の暑い時期に行われる夏祭りや花火大会の時などの装いとして愛好されている。

-合本 俳句歳時記 第三版 角川書店編より-



「7月に京都まで行けるかも知れません」
伊井塩梅さんからメールをいただいたのはまだ春も浅い頃だったような気がする。
せっかく京都に来られるなら京都らしく・・・思いついたのが昼浴衣だった。

この浴衣は、濃い藍染めにグリーンのガマと金色のとんぼが付け下げふうに配してある。浴衣と言えど付け下げ風なので背中に<KJ(コシノジュンコ)>のイニシャルが花紋のように付いていてちょっとした場所でも気兼ねなく着れる浴衣。

IMG_6871yukata.jpg

金色のトンボを意識して安物だが黄色の夏帯に夏草の錫の帯止めと浅いグリーンの帯締めを合わせてみた。絹に漆の絵を施した鼻緒とい草のぞうりは初めて下ろしたが履き心地が良く気に入る。
着物はこうした細部までのコーディネートが楽しい。

待ち合わせ場所まで行くと、すでにひっちさんと伊井塩梅さんは来られていて
「京都なので昼浴衣にしましたぁ~♪」と手を振りながら近づくと
お二人はちょっと驚かれて笑みをこぼされた。


東より来し人迎え昼浴衣
あずまよりこしひとむかえひるゆかた
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朝から天気だったがどうも怪しい・・・と思いながら、雨傘兼用の日傘を抱えて家を飛び出したが、案の定、京都につくと雨が降り出した。

何とか画廊「鍵屋」までたどり着いたものの、私の日傘はドカ雨の力に耐え切れず、強い雨がかかると閉じてしまう。何度も何度も繰り返し、堪忍袋の緒も切れた。
「傘屋さんを探してね♪」
画廊を出るとすぐにお願いしてお昼ごはんに予定した八坂神社境内横の「いもぼう」までの途中、きょろきょろと傘屋さんを探しながら歩いた。
「こんなのだったらありますよ」伊井塩梅さんはビニール傘のちょっと大き目を捜して下さったが
「同じなら、蛇の目傘を買いたいんだ!」と、我儘なルプママ。
先日の雨で持っていた赤い蛇の目傘を破いてしまって・・・ちょっと大人の色の蛇の目を探していたのだ。
「あ、あった!お向かいだけど付き合ってくださいね!」
道路を挟んだ向かいに<かさ源・青木商店>をみつけた。

大きなガラスの引き戸をガラガラと開けると、玄関のたたきに一段高く畳のお帳場があった。
「こんにちは」声をかけると若い女性がでてきた。
「日傘が壊れちゃって・・・常使いの蛇の目が欲しいんですが・・・」
「では、これは?」
「蛇の目がいいんだけど・・・」
値段を気にして常使いと言ったものだから、蛇の目ではない一色の和傘が出てきたのだ。
「蛇の目ですね・・・」
今度は、ちゃんと蛇の目玉のような模様の傘が出てきた。
「これにします!」
溜塗りの生地に紫の和紙が貼られたものを選んだ。

imobo_04480.jpg

「これで、安心~♪」傘を開くと傘屋さんの匂いがぷ~んと広がった。

傘屋さんから出たT字路の信号を渡り階段を上り詰めると八坂神社。
神社を通り抜けると枝垂桜で有名な円山公園に入る。その円山公園の脇にお目当ての「いもぼう平野屋本店」がある。
ここは部屋がひとつひとつお座敷になっていて窓には簾がかかりちょっと風流っぽい穴場だ。

imobo_03320.jpg

浴衣でしかも大雨に見舞われている。
『この座卓に座ったらくしゃくしゃになるなぁ~・・・ええいッ!ままよッ!』
「ちょっとお行儀悪いけどごめんねぇ~・・・(^^ゞ」かっこもクソもあったモンじゃない!(苦笑)

席について一段落・・・迷わず<いもぼう御膳>2,520円也を注文。

imobo_01480.jpg

で、出てきたのがコレ。写真で見る限りはなんとも質素で品よく納まっているが・・・。

imobou2480.jpg

「ほう!この大きなのはなんのいもですかね?」
「エビ芋と言うのですよ♪」
「これは魚ですか?」
「棒だらですよ♪ウチでは、お正月のおせち料理にこのいも棒を炊きますよ♪ ん?(-"-;)・・・固い 」
それまで辛抱して食べてくださっていたのか、私が固い、不味い、と言い出したのでお二人とも安心されたのか
「湯葉が固いですね。」
「うん固い・・・この三つ葉は香りはあるけどきっとドライだよね・・・」
こころやさしいひっちさんはがっかりしてしまった私を慰めるように言ってくださった。
「でも、おだしはいいですね。おいしいですよ。」

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京都・円山公園と言えば<いもぼう>の名が廃るよな・・・。
利益を求めすぎているんじゃないかしら?
もともとそんなに美味しい素材ではないものをじっくり煮込んで美味しくするみごとな技の見せ所のハズなのに・・・
これじゃぁ、私の作る<いも棒>のほうがずっと、ずっと!美味しいよ・・・。
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「今度は、もっと美味しいところにお連れするので許してね・・・(^^ゞ」
ぶつぶつ言いながらも食べ終えた私たち。
雨は一向に止む様子もなく、それどころかゴロゴロ雷までなりだした。

それじゃぁ、ここで雨宿りさせていただこう!
そうすりゃ、2,520円も頷けるしぃ~・・・(*^^)v

「では、第一関門!今日はこれから三つの関所を通っていただきます!」
手帳から紙を千切ってお二人に差し出すと
「困ったわ・・・」と嫌がるひっちさんをなだめて即興句会を始めた。
とたんに、部屋は静まり返り、屋根にあたる雨の音が大きく響きだした。

残り梅雨小さき庭のある画廊   ひっち
遠雷やいもぼう湯葉のかたきこと   塩梅
雨宿りいそぐ旅路の句会かな   ひらり

ところで、いもぼうを出た私たちは道すがらの傘屋さんであのぷ~んと香る元を聞いてみると荏油(エゴマ)と教えてもらった。帰ってNETで調べれば亜麻仁油や桐油も使われるようだ。・・・つづく。


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日本全国駆け巡ります♪
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有限会社 Le pur(ルプ)

http://www.lepur.com

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